契約内容や前例をしっかり確認しよう

正社員登用制度

契約社員として働く際は、契約内容をしっかり確認しておくことが大切です。まず、契約社員から正社員への登用制度があるかどうか、前例があるかどうかを確認しましょう。過去に一度も前例がない場合は、制度がきちんと機能していない可能性があります。

また、正社員への登用条件もきちんと確認しましょう。何年働けば正社員になれるのか、テストがあるのかどうかなどの条件を事前に確認しておけば、後々のトラブルを防ぐことができます。

雇用更新の有無やタイミング

契約の更新があるのかどうか、タイミングはいつになるのかという点も明確にしておくべきポイントです。特に2013年に労働契約法が改正され無期転換ルールが施行されたことで、企業によっては更新回数に上限を設けている場合もあります。

長く働くつもりが3年しか働けない職場だった、という行き違いを防ぐためにもしっかり確認しましょう。

福利厚生の利用について

契約社員と正社員では、勤める会社が同じでも利用できる福利厚生に差がある場合があります。健康診断のような法で定められているものはもちろん、その会社の福利厚生でどういったものが利用できるのかは事前に確認しておくほうが良いでしょう。

残業や転勤の有無

契約社員は転勤がないイメージですが、契約社員の転勤が法律で禁止されているわけではありません。「転勤がない」という先入観をもったまま入社し、転勤を言い渡された場合、困るのは自分自身です。残業についても同じことが言えるので、契約前に残業や転勤の有無を確認しましょう。